禁煙・睡眠時無呼吸外来

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禁煙・睡眠時無呼吸外来

禁煙外来について

禁煙は、自分一人ではなかなか達成できません。
禁煙外来では、あなたの喫煙歴をきちんと把握した上で、禁煙補助薬の処方、治療の経過を見守ります。
また禁煙治療は、2006年から健康保険が適用され、患者様の負担も軽くなりました。

禁煙治療を健康保険で受けるためには一定の要件があり、初回の診察で医師が確認いたします。
なお、要件を満たさない場合でも、自由診療で禁煙治療を受けることができますので、まずは受診の前にご自身でチェックしてみることをお勧めいたします。

健康保険等による禁煙治療のスケジュール

禁煙外来は所長の外来で実施しております。そのため、月・水・金曜日及び第1,3,5週目の土曜日に行っております。

当診療所の標準的な禁煙治療のスケジュールとしましては、初回から4週間は、1週間に1回の受診をしていただき、12週間で合計6回を目安に診察をさせていただきます(初回が土曜日の場合は、2回目は平日の来院となります)。

診察時には、息に含まれる一酸化炭素の濃度を測定します。一酸化炭素は、タバコの煙に含まれる代表的な有害物質であり、禁煙を始めることにより、この値が低下します。数値化されますので、禁煙への励みとなり、禁煙を継続するためのアドバイスや禁煙補助薬の処方を受けることができます。

治療薬剤は禁煙パッチを使用しております。

お電話でご予約の上、ご来院ください。

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠中に無呼吸や低呼吸が1時間に5回以上生じ、日中の眠気等の症状を伴った場合にSAS(sleep apnea syndromeの略)といいます。
無呼吸で窒息状態が起こるたび、脳は「危ない」と判断して短い覚醒が起こります。このため、睡眠の質が悪化し、日中も頭が重く、猛烈な眠気に襲われます。仕事中や授業中に居眠りするのはもちろん、集中力もなく、交通事故・労働災害につながることもあります。この他、夜間の頻尿、起床時頭痛、インポテンツ等の症状も伴います。正常な睡眠がとれないことによって、ホルモンの分泌異常も見られます。

この病気は重大な合併症を引き起こすことも知られています。
睡眠中の無呼吸時に血圧が上昇し、高血圧症、不整脈、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの病気を招くことがあり、寿命に影響するという報告もあります。
SASは、男性の4%、女性の2%に認められるといわれていましたが、最近の報告ではさらに増え、日本の患者数は400~500万人に達するといわれています。決して珍しい病気ではありません。

当科の特色

当科では、専任の医師がSASを専門に検査・治療を行っています。
睡眠時無呼吸外来の診察は月・水・金・土(第1・3・5週目)で行っております。
月曜日の診療時間は午前9時から最終受付18時50分までです。
トラック・タクシー会社の簡易検査で発見され、紹介で受診される方も多くいらっしゃいます。「日中眠い」「いびきが大きいと家族に言われた」といった理由で直接受診される方も増えています。

診療の流れ

  • SAS外来受診

    「眠い」「だるい」「いびきがうるさい」「息が止まっている」といった睡眠時無呼吸症候群が疑わしい症状があったら、当院のSAS外来を受診してください。
    SAS外来は完全予約制になります。
    受診をご希望の方は1度お電話にてご予約をお願いいたします。

  • 簡易検査

    携帯型の機械を貸し出し、ご自宅で簡易検査を行っていただきます。
    その結果、適応がある場合は、マウスピース治療を受けていただくことができます。

  • PSG検査

    簡易検査の結果、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、1泊の検査入院をしていただき、睡眠や呼吸の状態を詳しく調べます。

  • 治療

    PSG検査の結果によって、治療方法が変わってきます。
    軽症と診断された場合は、マウスピース治療を受けていただくことができます。
    中等症以上と診断された場合は、CPAPと呼ばれる治療を受けていただくことができます。

  • 治療の継続

    その後は、通院治療となります。1カ月に1回、当科を受診していただきます。治療効果や合併症の確認などを行います。
    マウスピースの場合は、必要なければ、通院は不要です。