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「親切」な診療所ってなに?

りんと直美はホントにいるんだよ、ココに

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診療所で聞いたちょっといい話

無料だよ。こういう訪問はこっちの“おせっかい”だから…

無料だよ。こういう訪問はこっちの“おせっかい”だから…

診療所で聞いたちょっといい話ー文章版
「昨日ね、事務のヨシツネがいい仕事したのよ」と切り出したのは西都保健生協の診療所で師長をしている50代の看護師。
「うちの診療所の近くの道路で突然おじいさんが突然倒れてね、すぐそばを走っていたトラックの運転手が様子見に降りてきたところに出くわしたのよ、ヨシツネが…。それで救急車を呼ぼうとしたら『いやだ』って言うのよ、だからうちの診療所が近くだから受診させようとしたらやっぱり拒否するもんだから、家まで送っていったのよ、うちから車いす持っていって…。で、帰りに『また来ますから』って言ったんですって」。と困ったように両手を広げて、
「だからあたし『言っちゃったの?』って聞き返したら『はい』ですって…『村主さん(看護師)、今日遅番ですよね、一緒に行ってみていいですか』って言うのよ。そこまで考えてのことならと、二人を送り出したのよ」。
「訪問看護ですね、それって」と私が問うと、「そう訪問…。倒れたおじいさん、朝よりだいぶ顔色も状態もいいし、看護師の村主が聞き取りしたら通院している病院がちゃんとあって、今週中に診療の予約もしてるから大丈夫そうだって」。
ほっとしたように顔を上げて、「一人暮らしらしいし、これからのこともあるから、包括(支援センター)に電話したの。そうしたら以前 別の事業で相談に乗ってくれた桐谷さんが出てくれて『お久しぶりです!』なんて話をしながらおじいさんのことお話ししたら、気を付けるようにしてくれることになったんだ」。
「訪問看護だよね。それ、いくらになるの?」と私が尋ねると
「あら、取れるわけないじゃない、おせっかいで行っただけなんだから」と。
看護師が行けば聞き取りだけでは済まない。測れるバイタルはきちんとチェックして、当面の体調について一定判断して帰ってくる。『風、薫る』で始まった無料出張看護はここにも生きているんですね。

 看護師は困った人がいれば駆けつける、それを当たり前と思う事務もいる。それが、この親切な‟おせっかい”診療所なんですね。