イベント
こんにちは、ご紹介いただきました、清瀬市長の原田ひろみです。
第60回目の西都保健生活協同組合の通常総代会開催、誠におめでとうございます。お招きいただき、ありがとうございます。
私も組合員の1人ですし、元職員でもあります。まさか、このようにお招きをいただいてあいさつすることになるとは夢にも思っていませんでした。
ちょうど25年前に西都保健生協に入職し、清瀬の北多摩クリニックが病院だった時代に、医療事務として働いていました。その後、清瀬の市議会議員となり、こうして市長にさせていただいたわけですが、いまも職員の退職者会の総会の案内をいただいていたりします。個人的にも大変お世話になってきました。こうして、顔を出してあいさつできることをとてもうれしく思います。
そして行政としても、地域医療や介護事業における皆さまのたいへんなご尽力に、心から感謝を申し上げます。組合員という仲間をこつこつと増やしながら、安心の医療と介護などの支援を提供し、住み慣れた地域で、だれもが健やかに生活ができるよう、たゆまぬ努力を積み重ねてこられた西都保健生協の営みは地域住民のみなさんにとってかけがえのない宝物だと感じます。
私が個人的にも驚いて、よく覚えているのは、やはり組合員による班会の活動です。日々のお味噌汁の塩分チェックをしたり、みんなで尿チェックや大腸がんチェックの取り組みをしたり、体操に取り組んだりとまだ20代の私にとっては、かなり強烈でした。でも「同じ釜の飯を食った仲間」のような感覚があって、とても強い絆を感じましたし、日常からお互いに声を掛け合って、健康診断やインフルエンザのワクチンを呼びかけたり、また夏にはヒロシマ・ナガサキの被ばくを繰り返すなと国民平和大行進や原水爆禁止世界大会への代表派遣のため平和バザーや募金集めに地域を歩いたりと、目からうろこの体験をしました。本当に幅広く、さまざまな課題に、地域から一つひとつ取り組んでいらっしゃることに、敬意を表したいと思います。
医療・介護など社会保障を取り巻く環境は厳しさを増しています。診療報酬の改定が30年ぶりというプラス改定ではありましたが「まったく足りていない」と悲鳴は上がっておりますし、清瀬市も加入して運営する公立昭和病院も赤字経営に陥っています。この北多摩北部医療圏の3次救急を担う公立病院で、必要な医療を提供して、大幅な赤字になるというのは、どう考えても問題です。介護では、あろうことか訪問介護の報酬を引き下げ、ヘルパー不足など困難な状況に拍車をかけるような状態です。私も地域で、介護保険の支援を利用して何とか在宅生活を送る人々に触れてきましたが、そうした体制が崩壊しかねない危機感があります。人が人として、憲法第25条がうたう「健康で文化的な最低限度の生活」を送る権利、生存権の保障を政治が投げ出すような状況ではないでしょうか。
清瀬市は歴史的にも医療と福祉のまちとして発展してきましたが、高齢者や障害のあるみなさんが、安心して生活できるまちにしていくには、いくつも乗り越えなければいけないハードルがあります。住民福祉の増進、いのちと健康を守るという基礎自治体の一番大切な仕事に、正面から取り組んでいきたいと思っています。
そのために、みなさんの実践にも学びたいと思います。そして、ともに安心のまちづくりに向かって歩むことができるように頑張っていきたいと思っています。
結びに、本日お集りの皆さんのご健勝とご多幸を、そして西都保健生活協同組合のますますのご発展を心から祈念いたしまして、あいさつとさせていただきます。
本日は、本当におめでとうございます。ありがとうございました。
