清瀬市、東久留米市、東村山市、小平市、西東京市を中心に診療所、歯科、介護事業を展開してる生協です。

東京都清瀬市上清戸2-1-41

042-493-6129

平日9時~16時/土曜9時~12時

医療生協の総合力で利用者の尊厳を守る

お知らせ

地域の支えあいによる看取り

18年度、西都保健生協では診療所を中心に地域医療を相談活動とともに進め、訪問看護・訪問介護・居宅事業所が「生活する場」として環境を整えながら利用者の「尊厳」を重視する医療・介護を心がけてきました。また地域の生活に潤いを与える活動としてたすけあいも広がった年でもありました。

【思いに寄り添う】
2月16日〜17日、日本医療福祉生協連の組合員活動交流集会で北多摩生協診療所の馬場事務長が「最期は好きな本に囲まれて読書をしながら自宅で過ごしたい」というМさんの思いに寄り添う「職員と組合員で支える『一人暮らし』でも『孤独』死ではない看取り」の実践を報告しました。
一人暮らしのがん末期患者を在宅で24時間完全介護するのは医療・介護のサービスをフルに使っても到底無理です。しかし地域の組合員がたびたびお見舞いに訪れる状況がわかり、「何かあったら診療所へ連絡を」と声をかけ、ゆるやかな見守り体制が構築されていきました。
病状の悪化に伴い地域の方や組合員から「なぜ入院させない?」「もう見ていられない」「このままで本当にいいの?」という疑問があがり、一方職員からは「なぜ思いに寄り添えないの?」と地域の方々の反応に疑問が生まれていきました。

【生協の班会の真価】
そこでかかわる組合員と職員で終活入門「終末期を学びあい語りあいましょう」班会を開催。「在宅医療の今昔」、「日本人の死生観と自分らしい最期」など学習や交流を行い、自分たちならどのように生ききりたいか語りあいました。その経験から「ボランティアとして支える」と意気込むのではなく、「見舞いのついでに数分間のたすけあい(見守り)」というフレーズを共有しました。
地域の方々は終末期でも気軽にお見舞いに行き、連絡ノートを覗けば仲間やいろんな専門職に支えられていることに安心感を覚え、「たくさんの人のかかわり」を実感し眠るように旅立つМさんを看送ることができました。

【思いを認め合う】
これまで西都保健生協では在宅診療においてたくさんの人のかかわりのなかで看取る経験を積んできました。また、地域の困りごとや相談ごとを把握する組合員訪問をはじめ、東久留米の「暮らし見守り班」ではホームレスとの出会いから生保申請につなげた活動など、できる人ができない人を手伝うたすけあいの連鎖が班活動を中心に広がっています。
活動のなかで様々な葛藤や心のすれ違いが出るのも自然なことです。医療福祉生協の組合員がいのちを尊重し寄り添いあうことができるのは、揺れ動く思いを寄せあう仲間と、学習や交流ができる班会があるからです。
2019年度は生協の総合力を活かした永続的な事業活動が大きなテーマになります。職員と組合員がともに地域に根差した医療・介護の質向上をめざし、西都保健生協の事業活動をつくりあげましょう。